彼女さんから借りて最新刊まで読んでいる役者モノの少女漫画
古くは「ガラスの仮面」から始まり、最近では「ひとひら」など
なんだかんだで役者や演劇の話に触れる事が多いです。
あらすじ俺様体質で超売れっ子の歌手の彼氏にこっぴどく振られたヒロインは
「自分もテレビに出るような有名な人間になって見返してやる」と一念発起。
タレントスクールから徐々に才能の片鱗を見せ始めた彼女を好きになった
超売れっ子俳優がヒロインを振り回し振り回されるラブコメディ☆ミ
待って、帰らないで☆とか付けて悪かった、しかも流れ星の方向を「ミ」で表現したら
上から下に流れてしまった(どうでもいい
あらすじを見る限り
「で?」って言われたら何も言えないぐらい
デフォルトスタンダードなのはわかっている。
もちろん序盤でヒロインを振った彼氏も「いまさらながら魅力に気づいた」みたいな
感じでモーションかけてくるし。
あれかしら、女の子って「おまえに命令できるのは俺だけだ」みたいな
実際にいたら犯罪者みたいな男にときめくのかしら(永遠の謎
しかし、不思議な事にこの漫画に関してはそういった愛憎劇も面白く
見えてしまうから不思議、実際雑誌では相当な人気らしいです。
余談少女漫画って「別冊」と言うものが存在していて、簡単に言うと「1軍」「2軍」なんだそうです。
だから別冊で読みきりを出して、人気があれば本誌で連載開始。
逆に落ち目の漫画家が別冊に移るなんてのもある、
少年誌よりもドライなシステムなんです。
なので、お気に入りがあっても毎回買うたびにどっちに載ってるのか確認するそうな。
余談終了、本題に戻ります。
結局ただのラブコメなのになぜ面白いのか自答したのですが、結果は
まだ好き嫌いの次元に達してないからと言う結論になりました。
ヒロインは元彼氏が嫌いだし、俳優から好かれている事に気づいていない。
周りが騒いでいるのに本人はどこ吹く風~な状態が良いんだと思います。
男が少女漫画で一番耐性を付けなければいけない事は、
不自然に出てくるホモでも
イケメンの行動に頬を染める男子でもなく、浮き草のように流されるヒロインなのです。
・意中の人がいるのに流される
・新キャラに流される
・相談役に告白され流される
・正反対の性格にイライラしながらも流される
少女漫画はヒロインがいかに苦悩するかがメインとなります。
やっぱ読んでる読者が自己投影(イケメンの間で揺れる感じとか)するために
必須な事なんでしょう。
現在スキップビートは
その段階に達してません。
外野が騒ぎまくっているだけで本人は
ある意味無風状態。これなら男がイライラする必要も無し! 安心して読めます!
これからヒロインが自分の気持ちに気づき、
何とも言えないモヤモヤした状態に突入すると
思われますが、ここまで読んだ読者からすれば愛着も沸いているし
そこまで気にする事もなくなるでしょう。
きっと一部の読者は
むしろそこからが本編だぐらいの勢いで待っている人もいるじゃないかな(笑
と言う訳で、男が読んでも面白いスキップビートの感想でした。
スポンサーサイト